冷え性の改善②

前ページに引き続き冷え性の改善について紹介したいと思います。

④温度差を調整しやすい服装を意識する事

冷え性だからといって厚着をすればいいというものではありません。
厚着をしすぎると汗をかきやすくなり、体を圧迫して血流が悪くなることがあります。これではかえって逆効果になってしまいます。
特に冷え性が多い女性にとって男性に比べるとスカートやストッキングなどのような保温性が低く、薄着になってしまうものが多いため身体が冷えやすくなってしまいます。
例えば指先やつま先など体の末端がよく冷えるという人に多いのが厚手の靴下をはいたり、靴下を重ねてはいたり、カイロなどで保温したりして温めようとする事です。ですがこれらは全身の交感神経の緊張がゆるまず、血管が広がらないため、冷え性が改善されることは難しいといわれています。
皮膚に直接触れる下着などの衣類は吸収性が良くかつ乾燥しやすい素材のものを身に着けることで、体が温まりやすくなります。また、下着は胸や腕、背中やお腹などを覆う面積が広いものを着用する事で、体の深部が温まり、熱放散が増え交感神経の緊張がゆるむ事で、末端の血流が増えて暖かくなってきます。

⑤入浴について

冷え性の人でよく勘違いされるのが、長時間お風呂につかれば冷えが改善されると考えていることです。
実はこの根拠は全くありません。
確かに入浴自体は身体を温めるという意味では非常に効果的で40~42℃くらいの湯舟につかると、筋肉のこりがほぐれたり、体の修復作用も期待できます。
ただし、長時間入浴するとのぼせてしまうため、湯舟1回につかる時間としては5~10分程度を目安にするのがいいとされています。

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