海外でのセンシンレン
2020年以降世界的に感染が拡大した新型コロナウイルスは2022年8月の現時点でも終息しておりません。そればかりか次々と変異し日本でも多くの方が感染したり亡くなったりしました。
そんな新型コロナウイルスの対策として世界的な医療メーカーがワクチンの開発に乗り出し、日本でも2021年には医療従事者や高齢者から順にワクチンをうてるようになり、現在では4回目の接種が終わっている人もおります。
新型コロナウイルスのワクチンについてはやはり比較的裕福な国から順次購入できたこともあり、発展途上国などの地域では国民にワクチンがなかなか行き届かないという悩みを抱える事がありました。
そんななか伝統的にセンシンレン（タイ名＝ファータラーイジョーン）を感染症対策に使用してきたタイやミャンマーなどでは、2021年に新型コロナウイルスの対策としてセンシンレンを使用する国民が増え、センシンレンが品薄になる状態が起きました。
この背景はやはり新型コロナウイルスのワクチンが十分に国民に行き渡らないという事に不安を覚えたタイ国民がセンシンレンを買い求めたことが大きな原因です。
そこでタイでは産業界を中心にコロナ感染者によって工場などが稼働中止においこまれないようにセンシンレンの種子を工場に配布し、育てていくという取り組みが始まりました。
またセンシンレンは物凄い苦味があることから味を調整したサプリメントなどの健康食品の商品開発も増えたそうで、元々国民に馴染みの深いセンシンレンの需要は今後さらに高まっていくことでしょう。